私は、在宅でデスクワークの仕事を長年しているのですが、あるとき、座椅子選びを真剣にする必要に迫られ、そのときに徹底的に選び抜いて購入した商品がとても正解だったと思うので、皆様とシェアさせていただきます。
購入に至った背景
人生で最も座椅子を厳選する必要があったとき、それは、妊娠中のつわりがひどい時期でした。椅子に座っていることも限界で、座椅子に身を任せてぐったりしながら仕事をすることにしました。
ところが、近所のホームセンターでたまたま買った小さくて軽い座椅子だと、重い頭を支えられるほど背もたれが高くありませんでしたし、そもそも簡単に後ろにひっくり返りそうで、脱力状態で全身を委ねるには心許ないものでした。
そのとき、家にビーズソファーのようなものもありましたが、脱力するには良いものの、柔らかすぎて、お腹など身体のどこかに力を入れないと座って作業をできるようなような姿勢にはなれませんでした。
やはり、しっかりとした座椅子を買ったほうが身体は楽できると思い、インターネットで探したところ、全身を支えられる座椅子の多くは、ソファかと思うほど大きすぎるものであったり、「頭を支える」という私が最も重要視していた点が満たされていなかったりしました。
何年も使ってきた今でも思うのですが、お客さんの前などでもなければ、絶対に頭を支えられる座椅子にしたほうが楽ですし、役立つ場面も多いです。
頭を支えられるとなると必然的に背もたれが高くなりますが、そうすると、今度は不安定になってくるので、安定性を確保するため、座面もある程度大きくて重みのあるものになってきます。
それでも、私はローテーブルで作業する予定だったので、座椅子はローテーブルに入るものでないといけませんでした。
考えに考えて、最終的に選んだのはこちらでした。
使ってみた感想
使い始めてから6年半以上が経過しましたが、いまだに使い心地がよく、不具合ひとつありません。
購入前には、ホームセンターでお手頃な価格で売っていた座椅子を持っていたので、値段を見たときに少々ためらいましたが、仕事に必要だと割り切って買ってみました。そもそも、辛いつわりを乗り越えるためには必要だったと思います。
体調が最も優れない時期には、病室のリクライニングベッドのように結構後ろのほうまで倒して、ほぼ寝ころんだような状態で使っていましたが、これが本当に楽でした。仕事は基本的にパソコンでタイピングするだけなので、身体と頭をしっかりと支えてくれさえいれば、指先を動かすだけなので、問題なく作業がはかどりました。それに、脱力して、リラックスした気分でできました。
当初は妊娠中だけでもと思って買った座椅子でしたが、結局、6年経った今でもよく使っており、この冬はほぼ毎日使っていたので、本当に良い買い物をしたな~と思っています。
くつろいでテレビを見るときはもちろん、風邪でダウンしたときなんかも助かっています。クッションは厚みが十分にあって快適ですし、金具が当たることもありません。
前述の小さい座椅子のほうは、折れ曲がる部分の金具がけっこう飛び出ているので、子供が踏みそうなときは注意するように言っているのですが、この座椅子は金具がどこにあるんだろうというくらい存在感がなくて不思議です。海外製品が多い中、この座椅子は日本製で、本当に丁寧に作られていると思います。
機能について
一番すごいと思うのは、リクライニング機能です。
商品の比較と選び方
背部(背もたれ)は41段階、頭部は無段階、脚部は6段階の調節が可能です。もうちょっとこの辺まで動けばいいのにな~というような手の届かないところがありません。
また、特に、思いもよらず良かったのが、頭部のリクライニングです。
背もたれとヘッドレストが直線上にあると、脱力しているときか、意識しない限りヘッドレストに頭が当たらないと思いますが、ヘッドレストを前方に傾けられると頭が本当に楽です。しかも無段階なので、本当に好きな位置に来てくれます。
頭を支えるくらい自分の力でしなさいと叱責されそうですが、長時間続けて働いていると、疲れてきますよね。疲れたときも仕事を続けられますし、そもそも疲れにくいです。
脚部のリクライニングは相対的には一番使っていませんが、膝を少し浮かせた姿勢を保つのに役立ちます。膝のほうが少し浮かび上がって、お尻のほうが少し深い位置にあると、リラックスした快適な状態になると思います。
最後に、商品のバリエーションがたくさんあるので、スペックを比較して表にまとめました。
規格 | 詳細ページ | |
産学連携 ヘッドレスト付ハイバック座椅子 | 【リクライニング】頭部、背部 【外形寸法】 幅51×奥行き71(71~120)×高さ70cm 【色】4色 【その他】別売の専用カバーあり | ハイバック座椅子 |
腰をいたわる ヘッドリクライニング座椅子3 | 【リクライニング】頭部、背部 【外形寸法】 幅47×奥行き61(61~115)×高さ70cm 【色】3色 【その他】別売の専用カバーあり | ヘッドリクライニング座椅子3 |
ひんやりカバー付きヘッドリクライニング座椅子 ※上記の座椅子3と同サイズ | 【リクライニング】頭部、背部 【外形寸法】 幅47×奥行き61(61~115)×高さ70cm 【色】ベージュのみ 【その他】日本製 冷感接触生地のひんやりカバー付き | ひんやりカバー付き ヘッドリクライニング座椅子 |
産学連携 リラックス座椅子3-M 《スタンダード》 | 【リクライニング】頭部、背部、脚部 【外形寸法】 幅48×奥行き67(67~122)×高さ70cm 【色】7色 【その他】別売の専用カバーあり | リラックス座椅子3-M 《スタンダード》 |
産学連携 リラックス座椅子3-L《ワイドロング》 ★これを購入 | 【リクライニング】頭部、背部、脚部 【外形寸法】 幅52×奥行き74(74~132)×高さ75cm 【色】5色 | リラックス座椅子3-L 《ワイドロング》 |
産学連携 ハイバック回転座椅子2 | 【リクライニング】頭部、背部、脚部(水平含まず) 【外形寸法】 幅51×奥行き65(65~121)×高さ76cm 【色】4色 【その他】別売の専用カバーあり。360度回転 | 産学連携 ハイバック回転座椅子2 |
冷感接触カバー付きタイプや、回転椅子タイプまであるので、これだという商品が見つかるのではないでしょうか。
ちなみに、お店が提示している身長別の参考サイズは、
身長160cmまで:サイズM(スタンダード)がおすすめ、L(ワイドロング)がちょっと大きい
身長165cmまで:サイズMがぴったり、Lがちょっと大きめ
身長170cmまで:サイズMが小さめ、Lがゆったり
身長175cm以上:サイズMがちょっと小さい、Lがおすすめ
とのことです。
さいごに
私は、自分の身長(160cm台)にしては大きめのLサイズにしました。Lサイズにしたのは、前述の体調の関係から、全身を包み込むくらいの大きなものがよかったからです。大きいおかげで、背もたれのリクライニングを最後まで倒して床と水平にすると、体調不良の際にベッドのようになり、仮眠を取ることもできました。今では、子供が気に入っており、遊び疲れて横になり、そのままお昼寝してしまったことも何度かあります。
なお、私の身長にぴったりのサイズはMになります。私は大きめのLサイズで本当に良かったと思っていますが、背骨のS字カーブや腰の負担に関する、人間工学に基づいたこの座椅子の機能を最大限に発揮するには、身長に合ったサイズからスタートして検討されることがお勧めです。
Lサイズの色は、ブラウン、ベージュ、グリーン、ブルー、グレーの5色展開で、私はブラウンを買いました。モニターと写真にもよるかと思いますが、実物は上記ウェブサイトの写真よりも少し明るめだと感じました。
無印良品の家具とも色味や雰囲気がよくマッチしますし、無印良品の商品だと言ったら信じる人がいそうだと思いました。ちなみに、ブラウンを購入しましたが、ベージュとも呼べそうな色でした。
この座椅子は本当にゆったりとしていて、テレビを見たり、雑誌を読んだり、パソコン操作したりするのにも快適です。
また、長時間座っていても疲れませんし、疲れたらそのままベッドのように水平にして(少しカーブあり)休息もとれるので、毎日の在宅勤務・テレワークの方にもとってもお勧めです。